[アテネ 7日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、ギリシャ議会でビデオを通じて演説し、ロシアに対してより強い姿勢で臨むよう欧州に求めた。
ギリシャ系のコミュニティーがあるウクライナ南東部マリウポリについて、ロシアの侵攻を受けて「焦土と化した」とし、負傷者を避難させるため人道支援の強化を訴えた。
ゼレンスキー氏は「これは欧州人の名誉の問題だ」と強調。議員らはスタンディングオベーションで応えた。
ロシアは意図的に、欧州が手頃な価格でエネルギーを手に入れられないようにしてインフレを誘発、食料供給危機を引き起こそうとしていると述べた。
また「ロシアの銀行には金融システムで利益を得る権利はない。侵攻が続く間は、一部ではなく全銀行を締め出すべきだ」とも主張した。