かつて写真フィルムで世界的に知られた米イーストマン・コダック社は、9日にインターネット上における独自の仮想通貨(トークン)「コダックコイン」を立ち上げると発表し、米国市場において注目を集める格好となった。
31日から発行予定の「コダックコイン」は、同社が運営を開始する写真家の活動を支援するサービスサイト「コダックワン」にて、作品の保存や販売のほか、権利関係の処理などに実際に利用できるという。
同社はデジタルカメラの普及を受け、2012年に米連邦破産法11条を申請し、現在はデジタル写真や印刷などに事業を集中して経営を立て直した。
このほど、同社の新たな仮想通貨事業への参入を受けて、株価は発表直後に急騰した。
前日比119%高となる6.80ドル(日本円にして約760円 ※直近レート1ドル112円に換算)でその日の取引を終え、米国市場の仮想通貨関連物色の波に乗る格好となった。
このような仮想通貨事業への新規参入のほか、実際に保有者の利用妙味のある独自通貨を手掛ける銘柄に対する物色が波及する展開は米国外においても意識されやすいだろう。
他方、国内において金融庁が正式に認定した仮想通貨交換業者で取り扱われている仮想通貨の一覧である「ホワイトリスト」に登録されている上場企業が取り扱う独自コインとして、フィスコ (T:3807)のフィスココイン(FSCC)や、SBIホールディングス (T:8473)のSコインなどがある。
そのほか、GMOインターネット (T:9449)なども独自コインを発行する方針を明らかにしている。
今後、このような独自のトークンを発行している銘柄に対し、関心が向かうかどうか注視していきたい。
31日から発行予定の「コダックコイン」は、同社が運営を開始する写真家の活動を支援するサービスサイト「コダックワン」にて、作品の保存や販売のほか、権利関係の処理などに実際に利用できるという。
同社はデジタルカメラの普及を受け、2012年に米連邦破産法11条を申請し、現在はデジタル写真や印刷などに事業を集中して経営を立て直した。
このほど、同社の新たな仮想通貨事業への参入を受けて、株価は発表直後に急騰した。
前日比119%高となる6.80ドル(日本円にして約760円 ※直近レート1ドル112円に換算)でその日の取引を終え、米国市場の仮想通貨関連物色の波に乗る格好となった。
このような仮想通貨事業への新規参入のほか、実際に保有者の利用妙味のある独自通貨を手掛ける銘柄に対する物色が波及する展開は米国外においても意識されやすいだろう。
他方、国内において金融庁が正式に認定した仮想通貨交換業者で取り扱われている仮想通貨の一覧である「ホワイトリスト」に登録されている上場企業が取り扱う独自コインとして、フィスコ (T:3807)のフィスココイン(FSCC)や、SBIホールディングス (T:8473)のSコインなどがある。
そのほか、GMOインターネット (T:9449)なども独自コインを発行する方針を明らかにしている。
今後、このような独自のトークンを発行している銘柄に対し、関心が向かうかどうか注視していきたい。