(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 12105.78(‐107.01)
前営業日終値 12212.79(‐178.46)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2722.99(‐33.43)
前営業日終値 2756.42(‐77.53)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1307.40(‐ 8.04)
前営業日終値 1315.44(‐27.57)
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[ニューヨーク 23日 ロイター] 23日の米国株式市場は続落。リビア情勢の混
乱を背景に米原油先物が100ドルに上昇するなか、ハイテク株中心に売りが優勢となっ
た。
ダウ工業株30種<.DJI>は107.01ドル(0.88%)安の1万2105.78ド
ル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は33.43ポイント(1.21%)安の2722.99。
S&P総合500種<.SPX>は8.04ポイント(0.61%)安の1307.40。
この日原油先物は、主要産油国であるリビア情勢の悪化で需給ひっ迫懸念が高まり、
2008年10月以来の高値をつけた。ただ、終盤にかけ原油価格がやや下落すると、株
価も一時の下げを縮小した。前日に続きこの日も出来高は平均を上回った。
グラディエント・インベストメンツの最高投資責任者(CIO)ウェイン・シュミット
氏は「株式市場は、これまで調整もなく、かなりの間上昇基調にあった。そのため長期的
にみると、若干の下落は市場にとり良いことだ」と述べた。
ナスダックの下げが特に目立ち、ネットフリックス
ォース・ドット・コム
HP
モガベロ・リーの最高経営責任者(CEO)、ドリーン・モガベロ氏は「中東での混乱
がさらに拡大するとの懸念から、今朝はかなりのショートが出たが、投資家は既に利益を
得ており、午後にはショートカバーの動きがでる」との見方を示した。
前出のシュミット氏は「これまでの上昇や中東地域を中心に世界情勢の先行きが不透明
になっていることをふまえると、株価が下げ止まるか、もしくは、さらに3─4%下げた
としても、それは健全で、おそらく正当化される」と述べた。
時間外取引でオンライン旅行代理店大手のプライスライン
社の四半期決算は旅行予約が44%増加し、利益が予想を上回った。
S&Pエネルギー株指数<.GSPE>は2%上昇。一方、ダウ輸送株指数<.DJT>は2.1%
下落した。
ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダック3市場の出来高は、
約103億2000万株となり、通常の79億9000万株を上回った。
ニューヨーク証券取引所の下落銘柄数は1959と上昇銘柄数(1062)を上回った。
ナスダックは下落銘柄が1996、上昇銘柄が629となった。