[ニューデリー 9日 ロイター] - インド・オリンピック協会(IOA)は中国のスポーツ用品メーカー李寧との五輪選手団ユニフォーム契約を打ち切ったことを発表した。
インドと中国は昨年、ヒマラヤでの国境紛争で軍事衝突し、20人のインド兵が死亡。それ以来、インド国内では中国企業への反発が高まっている。東京五輪後に終了予定だった李寧との契約見直しも決まっていた。
IOAは李寧の東京五輪選手団ユニフォームを発表したばかりだったが、8日遅くに「国民感情」を尊重して契約を終了したと発表した。東京五輪では、ノーブランドのユニフォームが着用される予定。
李寧のインド担当者からはすぐにコメントを得られなかった。中国外務省は北京で「この問題を政治化するのを避けることを望んでいる」と述べた。