[シドニー 11日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長は11日、東京五輪を有観客とするかどうかは今月末に決定するだろうとしつつも、「私は(観客を)見たい」との希望を口にした。
日本は新型コロナウイルスの第4派に直面しており、東京など複数の地域で緊急事態宣言が発令中。政府は7月23日開幕の五輪について、すでに海外からの観客の受け入れを断念している。
コーツ副会長は記者団に対し、「私は(観客を)見たいし、選手たちも見たいと思っているだろう」とコメント。
その一方で、国内の観客の入場を認めるかどうかについての判断は6月末になるだろうとの見解を示し、有観客の場合の観客数に関しては「政府が決定するが、会場によって異なると思う。一概に割合を適用することはないだろう」と語った。