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G7サミット、北アイルランド巡る英・EU対立が再び表面化

発行済 2021-06-14 13:45
更新済 2021-06-14 14:18
© Reuters. 13日に閉幕した主要7カ国首脳会議(G7​サミット)では、英領北アイルランド問題を巡る英国と欧州連合(EU)の対立が再び表面化した。英国は北アイルランドが英国の一部ではな

[カービスベイ(英イングランド) 13日 ロイター] - 13日に閉幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、英領北アイルランド問題を巡る英国と欧州連合(EU)の対立が再び表面化した。英国は北アイルランドが英国の一部ではないとするフランス側の発言を「侮辱的」だと非難した。

ジョンソン英首相はG7​サミットでのマクロン仏大統領との会談で、EUが北アイルランドでの英国産冷蔵肉の販売を妨げているとの英国内での批判を引き合いに、パリの市場で地方で生産される「トゥールーズソーセージ」が販売できなくなったらどうするのかと尋ねた。英メディアによると、マクロン大統領は北アイルランドは英国の一部ではないと不正確な返答を行ったという。

ラーブ英外相はマクロン大統領の発言について「侮辱的だ」と指摘。BBCの番組で、北アイルランドを別の国だと特徴付けようとするのは「間違いだ」とした上で、「われわれはカタルーニャとバルセロナ、もしくはフランスのコルシカ島についてそのような形で語ることはしない」と述べた。

一方、仏外交筋によると、マクロン大統領はジョンソン首相がソーセージを持ち出したことに困惑し、地理的な違いがあるとして、ソーセージの例えは根拠がないと指摘しただけだったという。

ジョンソン首相は記者会見で、首脳会談でのマクロン大統領の発言について繰り返し問われたものの、英国のEU離脱(ブレグジット)はサミットでの討議内容のうち「無視できるほどに小さい割合」を占めたにすぎないと述べるにとどめた。

マクロン大統領は記者団に対し、双方はソーセージを巡る論争に時間を費やすのをやめるべきだと語った。

*一部のサイトで正しく表示されなかったので再送します。

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