［ロンドン １１日 ロイター］ - サッカーの欧州選手権（ユーロ）は１１日、ロンドンのウェンブリー競技場で決勝を行い、イタリアがＰＫ戦の末にイングランドを下し、１９６８年以来となる優勝を果たした。
先制したのはイングランド。試合開始早々２分、ハリー・ケインのサイドへの大きな展開からキーラン・トリッピアーがゴール前にクロスを入れると、ルーク・ショーがハーフボレーでゴールを割った。
一方のイタリアは前半は劣勢だったものの徐々に盛り返すと、後半２２分に右ＣＫからマルコ・ベラッティのヘッドはポストをたたいたものの、こぼれ球をレオナルド・ボヌッチが押し込んで同点に追いついた。
試合はそのまま１─１で後半終了となり、延長戦でもスコアは動かずＰＫ戦に勝負は委ねられた。決勝でＰＫ戦までもつれたのは、１９７６年大会以来。
ＰＫ戦では４巡目を終えた時点でイタリアが１人、イングランドが２人決められず。イタリア５人目のジョルジーニョが失敗し、イングランドは決めれば６巡目に持ち込めたが、ブカヨ・サカのキックはＧＫジャンルイジ・ドンナルンマに止められた。