[14日 ロイター] - 国際水泳連盟(FINA)は14日、東京五輪に出場予定だったロシアの選手2人を反ドーピング規定に違反した疑いがあるとして、暫定的な出場停止処分とした。
FINAの声明によると、処分を受けたのはアレクサンドル・クダシェフ(25)とベロニカ・アンドルシェンコ(30)で、世界反ドーピング機関(WADA)が禁止薬物使用の証拠を発見した。モスクワの旧反ドーピング研究所から回収された資料をWADAが調査して見つかったという。
クダシェフは2019年のユニバーシアードで男子200メートルバタフライで優勝し、初めて五輪代表に選出。アンドルシェンコは12年と16年に続く3回目の五輪出場だった。
FINAのフセイン・アルムサラム会長は「FINAは東京五輪をクリーンな大会にするためのWADAの精勤に感謝する」とコメントした。