[東京 21日 ロイター] - ソフトボール日本代表の上野由岐子投手は21日、東京五輪初戦となった対オーストラリア戦後に会見し、無観客試合になったことを「さびしい」とする一方、「テレビや報道を通してたくさんの人に何かを伝えられるよう、ただがむしゃらに、必死に戦っていくだけ」と語った。
福島市の県営あづま球場で行われた試合は、3本の本塁打を放った日本が8対1で5回コールド勝ち。金メダルを取った2008年の北京大会以降、13年ぶりに五輪のマウンドに登った上野投手は初回に先制を許したものの、4回3分の1を1失点に抑えて勝利投手となった。
上野投手は「このマウンドに立つためにここまで取り組んできた」とした上で、「ワクワク感が大きすぎて、興奮しすぎないように、投げ急がないようにと思って、丁寧に入り過ぎた」と語った。
東京五輪は23日に開幕する。ソフトボールはすべての競技に先駆けて21日から始まった。