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スポーツクライミング男子複合、楢崎智亜は4位「反省点多い」

発行済 2021-08-05 22:34
更新済 2021-08-05 22:36
© Reuters. 東京五輪は5日、今回新たに正式競技となったスポーツクライミングの男子複合決勝を行い、楢崎智亜は4位となった。金はアルベルト・ヒネスロペス(スペイン)、銀はナサニエル・コー

[東京 5日 ロイター] - 東京五輪は5日、今回新たに正式競技となったスポーツクライミングの男子複合決勝を行い、楢崎智亜は4位となった。金はアルベルト・ヒネスロペス(スペイン)、銀はナサニエル・コールマン(米国)だった。

楢崎はスピードが2位、ボルダリングが3位、リードが6位となり、2×3×6の計36点。金のヒネスロペスはそれぞれ1位・7位・4位で28点、銀のナサニエル・コールマン(米国)は6位・1位・5位で30点だった。銅を取ったヤコプ・シューベルト(オーストリア)は7位・5位・1位で35点だった。

楢崎は試合後、「本当に反省点がたくさんある大会になって残念。どの選手も強かった。本当にいい勉強になった」としたうえで、「スピードとボルダリングで1位を取る予定だったので、そこがうまくいかなかったのが一番よくなかった」と振り返った。

楢崎は栃木県出身の25歳。10歳でクライミングを始め、2016年の世界選手権で日本人として初めてボルダリング金メダル。16年、19年ワールドカップボルダリング総合優勝。19年世界選手権で複合優勝。同じく日本代表選手の明智は3歳下の弟。

体操で培った身体能力の高さを活かし、海外では「ニンジャ」の異名を持つ。

五輪のスポーツクライミングは、高さ15メートルの高さの壁を登る速さを競う「スピード」、制限時間以内に難しく設定されたコースをいくつ登れるかを競う「ボルダリング」、制限時間以内に高さ15メートル以上のコースをどの地点まで登れるかを競う「リード」の3種目を行い、それぞれの順位を複合して全体の順位を決める。

(伊賀大記 編集:久保信博)

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