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ベラルーシの東京五輪コーチ2人、資格証剥奪され帰国へ

発行済 2021-08-06 08:38
更新済 2021-08-06 23:27
© Reuters.  8月6日、東京五輪のベラルーシ代表クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手への帰国強制に関わった同国の代表団関係者2人が、同大会の参加資格を剥奪され、帰国する見込みとなった。

[東京 6日 ロイター] - 東京五輪のベラルーシ代表クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手への帰国強制に関わった同国チームの陸上ヘッドコーチら2人が昨夜、同大会の資格証を剥奪され、選手村から退去した。国際オリンピック委員会(IOC)が6日、発表した。

IOCは声明で、東京に残っているベラルーシの五輪選手を守る観点から、昨夜にコーチ2人の資格証を剥奪したと説明。2人は選手村からの即時退去要請に応じ、すでに退去したという。

IOCは、2人が同選手への帰国強制に関わったとして、2日前から懲戒手続きに着手していた。

東京五輪の陸上競技に参加予定だったツィマノウスカヤ選手(24)は1日、同氏の批判に怒ったコーチに帰国を命じられたが、空港で帰国便への搭乗を拒否し、日本の警察に保護を求めた。その後、ポーランド政府が人道的査証(ビザ)を発給し、4日に日本を出て、亡命先のポーランドに到着。現地で5日に夫と再会した。

ベラルーシ・オリンピック委員会は6日声明を発表し、コーチ2人は直ちにミンスクに戻ると述べた。その上で、2人は今回の措置に異議を申し立てることも可能で、IOCと協議を続けることを希望しているとした。

IOCのバッハ会長は6日、ツィマノウスカヤ選手の事案は「遺憾」とし、規律委員会が引き続き調査すると述べた。「われわれは、ツィマノウスカヤ選手がポーランドで安全な状況にあることを嬉しく思う」と述べた。

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