[札幌 6日 ロイター] - 東京五輪は6日、陸上男子50キロ競歩を行い、川野将虎が3時間51分56秒で日本勢最上位の6位入賞を果たした。
40キロ地点を5位で通過した川野は、その直後に一旦止まっておう吐した様子で地面をたたいて悔しがる一幕もあったが、あきらめずに立ち上がり、残り5キロを切ったあたりで2位集団についていけなくなったものの最後まで粘りを見せた。
勝木隼人は30位、丸尾知司は32位と遅れた。
ダビト・トマラ(ポーランド)がレース後半で圧倒的な強さを見せ、3時間50分8秒で優勝。30キロあたりから集団を抜けだして徐々にリードを広げ、一時は3分以上の差をつけた。
ヨナタン・ヒルベルト(ドイツ)が銀、エバン・ダンフィー(カナダ)が銅メダル。世界記録保持者のヨアン・ディニ(フランス)は疲労と背中の痛みにより30キロ地点手前で棄権した。