[7日 ロイター] - 東京五輪は7日、さいたまスーパーアリーナで男子バスケットボール決勝を行い、米国がフランスに87─82で競り勝ち、4大会連続となる金メダルに輝いた。
1次リーグではフランスに76─83で敗れていた米国。8点のリードで迎えた最終クオーターでは、残り10秒で3点までその差を縮められた。しかし、残り8.8秒となったところで主将ケビン・デュラントがフリースロー2本を成功させ、チームに5点のリードをもたらした。
デュラントは両チーム最多となる29得点を決め、ジェーソン・テータムは19得点。フランスは、エバン・フルニエとリュディ・ゴベールがそれぞれ16得点を決めるなど、計5選手が二桁得点をマークし、ターンオーバーでは米国の倍となる18回を記録したが及ばなかった。
デュラントにとっては、2012年ロンドン大会、16年リオデジャネイロ大会に続く、3個目の金メダル。「(大会前の)エキシビジョンマッチでは2敗し、1次リーグでも黒星を喫した。新型コロナウイルスや、(NBA)ファイナルに出た選手たちが遅れて合流するなど普通ではない状況のなか、すべてを乗り越えて戦った」とし、「最後までやり遂げられたことを嬉しく思う」と述べた。