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アフガンでタリバン制圧都市拡大、米英は文民退避で軍部隊派遣

発行済 2021-08-13 09:26
更新済 2021-08-13 09:28
© Reuters.  アフガニスタンで反政府武装勢力タリバンが攻勢を続ける中、米国と英国は8月12日、大使館職員ら文民の退避のため数千人の軍部隊を派遣すると発表した。写真は首都カブールから約

[カブール/ワシントン 12日 ロイター] - アフガニスタンで反政府武装勢力タリバンが攻勢を続ける中、米国と英国は12日、大使館職員ら文民の退避のため数千人の軍部隊を派遣すると発表した。

米国防総省は、職員縮小を確実に実施するために約3000人の部隊を一時的にアフガンに増派すると発表。国防総省のカービー報道官によると、まずは今後24─48時間以内にカブールの空港に向け派遣するという。

英国は自国民や現地通訳の退避を支援するため600人前後の軍部隊を派遣するとした。

タリバンはイラン国境に近い都市ヘラートを制圧したと表明。外交筋や目撃者によると、タリバンの精神的な故郷とされる南部の都市カンダハルも制圧に近い模様だといい、タリバンは既にアフガンの約3分の2を支配下に置いている。12日には首都カブールから約150キロ南西のガズニも制圧した。

カタールでは、アフガンに関する各国の特使が「急を要する問題」として和平プロセスを加速させるほか、各都市への攻撃を即時停止するよう呼び掛けた。

一方、ブリンケン米国務長官とオースティン米国防長官は12日、アフガンのガニ大統領と電話で会談し、米国は「引き続きアフガニスタンの安全と安定に注力する」と伝えた。米国務省が発表した。

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