[ロンドン 12日 ロイター] - 自動車レースF1、アストンマーチンが今季第11戦ハンガリー・グランプリ(GP)でのセバスチャン・フェテル(ドイツ)失格に関する異議申し立てを取り下げたため、保留となっていたルイス・ハミルトン(英国、メルセデス)の順位が2位で確定した。
F1のマシンは常に1リットルの燃料サンプルを抽出できる状態でなければならないと、規則で定められている。フェテルは1日に行われたハンガリーGP決勝で2位に入ったものの、マシンがこの条件を満たさなかったため、失格となった。
アストンマーチンは燃料システムの不具合が原因と主張したが、F1側はいかなる例外も認められないとし、チームは失格処分の見直しを求める別の異議申し立ても行ったが、これも却下されている。
アストンマーチンは声明で、F1側の決定を受けてから自らの立場を検討した結果、「異議申し立てを取り下げることは、それが認められることで得られる利益を上回ると判断した」と述べた。
これにより、ハンガリーGPで3位に入ったハミルトンの順位が繰り上がり、2位で確定。首位に立つドライバーズランキングでは、2位マックス・フェルスタッペン(オランダ、レッドブル・ホンダ)との差が8ポイントとなった。