[10日 ロイター] - ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチが9日、米ラスベガスで行われ、王者タイソン・フューリー(英国)がデオンテイ・ワイルダー(米国)に11回KO勝ちを収め、防衛に成功した。
試合は大方の予想以上に拮抗し、互いにダウンを奪い合う展開となったが、11回にフューリーが右フックで3回目のダウンを奪って雌雄を決した。
両者の対戦は今回で3回目。1回目の対戦はドローで、2回目はフューリーがワイルダーを圧倒した。
試合後、フューリーは「今夜の試合はボクシング史上最高の三部作とも言える素晴らしいものになった。ワイルダーはトップファイターで、本気でぶつかってきた。自分が世界最高で、彼は2番目。もう二度と私を疑うな。いざとなったら、必ず結果を出せる」と語った。
なお、ワイルダーは試合後すぐに病院に向かったと伝えられている。