[チューリヒ 2日 ロイター] - スイス司法長官室(OAG)は2日、国際サッカー連盟(FIFA)会長を務めたゼップ・ブラッター氏、欧州サッカー連盟(UEFA)会長だったミシェル・プラティニ氏を詐欺罪などで起訴したと発表した。
ブラッター氏が2011年に同連盟副会長でもあったプラティニ氏へFIFAからの200万スイスフラン(約2億5000万円)の支払いを不正に手配したとされ、2015年から6年に及ぶ調査を経て起訴となった。
両者はこの支払いに関し、過去の給与を遡ったものだったと主張し、不正行為を否定。OAGは詐欺、不正流用、文書偽造などの罪で告発している。
OAGは「この支払いはFIFAの資産を損ない、プラティニ氏が不正に富んだ」と指摘し、法的根拠のない金銭授受だったことを裏付ける証拠を収集したと語っている。