[16日 ロイター] - 男子テニスで最多タイとなる四大大会20勝を誇るラファエル・ナダル(35、スペイン)は、今週アブダビで行われるエキシビションマッチで故障から復帰する予定となっているが、「まだ大きな期待はしていない」と語った。
ナダルはここ4カ月間、足のけがにより実戦から離れている。全仏では準決勝敗退を喫し、東京五輪、ウィンブルドン、全米は欠場。今年初めには腰の問題に悩まされていた。
ナダルは記者団に対し、「良くなってきている。そうでなければここにはいない」としつつも、「復帰が簡単ではないことは分かっている。今はまだ大きな期待はしておらず、まずはここで、素晴らしい観客の前で素晴らしい対戦相手とプレーし、楽しむことだけを考えている」と話した。
来月17日から30日開催の全豪に向けては、大会までに1回は公式戦でプレーしたいとコメント。「自分では健康だと思っているし、全豪前に実戦でプレーできると思っている。開幕の20日前にはオーストラリア入りし、練習したい。地元では、正しい戦術とインテンシティでいい練習ができている」と述べている。