[パリ 7日 ロイター] - フランスのロクサナ・マラシネアヌ・スポーツ相は7日、男子テニスの世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)について、新型コロナウイルスのワクチン未接種の場合も同国で行われる全仏オープン(OP)に出場できると述べた。
ジョコビッチは、医学的理由で新型コロナウイルスのワクチン接種が免除されたとして、四大大会初戦の全豪OPに出場するためにオーストラリアの空港に到着。ところが、査証(ビザ)の問題で入国を拒否され、現在は連邦政府による入国禁止措置の撤回を求めてメルボルンの隔離用ホテルに、警察の監視下で滞在している
今年5月に全仏OPを開催する予定のフランスは、ワクチン未接種の人々に対して、接種済みの人々よりも厳しい制約を課しているものの、入国拒否はしていない。
マラシネアヌ・スポーツ相は、主要大会における国際テニス連盟(ITF)のプロトコルでは、ワクチン未接種の選手もフランスに入国し、全仏OPに出場する資格があるとし、「彼(ジョコビッチ)は、ワクチン接種済みの人々と同じ組織的な取り決めに従うことにはならないが、それでも出場することは可能」と、ラジオ局フランス・アンフォで述べた。