[モスクワ 25日 ロイター] - ロシア政府は25日、米政府がウクライナ情勢を踏まえ約8500人の兵士を欧州派遣要員として待機させていることを、深刻な懸念を持って注視していると述べた。
ペスコフ大統領報道官は、米政府が緊張をあおっていると指摘し、ウクライナ情勢の緊迫は米国と北大西洋条約機構(NATO)の責任との見解を改めて示した。
米国防総省は24日、必要に応じて極めて短時間で欧州に派遣できるよう、兵士約8500人を待機させていると明らかにした。NATOは、欧州東部に艦艇や戦闘機を増派し、南東部にも追加部隊を派遣する姿勢を示した。