[15日 ロイター] - 男子テニスのノバク・ジョコビッチ(34、セルビア)は、新型コロナウイルスのワクチン接種が義務化されれば、四大大会の全仏オープン(OP)やウィンブルドン選手権も欠場する用意があると明らかにした。
四大大会20勝を誇るジョコビッチは先月、四大大会初戦の全豪OP出場のためにオーストラリア入りしたが、ワクチン未接種により最終的には強制国外退去となった。
全豪に出場できなくなってから初めて、英BBCとのインタビューに応じたジョコビッチは「私の決断による結果であると理解している」とコメント。「ワクチン未接種の場合、現在行われている大会のほとんどに出場することができないことも分かっているが、私はその代償を払う。なぜなら、自分の体についての決断の原則は、どんなタイトルなどよりも重要だから」と述べた。
幼少期にその他のワクチンを接種したことはあるため、ワクチン接種そのものに反対しているわけではないとしつつも、「自分の体に取り入れるものは自由に選択できるべきとの考えは常に持っている」とし、「世界中の人たちがこの(新型コロナ)ウイルスに対処するために大きな努力をしていることは分かっているので、早く終息することを願う」と話した。