[北京 19日 ロイター] - 北京冬季五輪のフィギュアスケート団体で2位に入った米国代表選手たちがメダル授与式の延期を不服とし、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したが、CASは19日、これを棄却した。
ネーサン・チェンら米国の9選手は団体戦で2位、日本は3位だった。しかし1位だったロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワがドーピング検査で陽性だったことが判明したため、国際オリンピック委員会(IOC)がメダル授与式を延期とした。
ワリエワのドーピング問題が解決するまで数週間、または数カ月かかる可能性があるとみられている。
CASは公聴会を経て、今回の提訴を棄却。提訴したのは米国オリンピック・パラリンピック委員会ではなく、米国代表チームの9選手という。
ワリエワは昨年12月25日のドーピング検査で陽性だったが、結果が公表されたのは団体戦の翌日(2月8日)だった。