[リビウ(ウクライナ) 10日 ロイター] - ウクライナ当局は、10日に南部の港湾都市マリウポリから「人道回廊」を通じた民間人の退避を開始したい考えだ。
ベレシュチュク副首相は、マリウポリは戦闘によって閉じ込められた住民を避難させることを望む7都市の1つだと述べた。
マリウポリからの人道回廊の設置はこれまで何度か試みられたが失敗しており、40万人以上の住民が1週間以上も水や電気がない状態で避難生活を送っている。
ロシアとウクライナの双方は、マリウポリ周辺を含む地域の停戦の崩壊について相手国を非難。ロシアのポリャンスキー国連次席大使は10日、マリウポリの小児病院がロシア軍の爆撃を受けたとの報道は「偽ニュース」と主張した。
ウクライナは今週、北東部の都市スムイを含むいくつかの地域から住民を避難させ始めており、同都市では10日、停戦の下、3日連続で人道回廊が開かれた。
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