[10日 ロイター] - 米ホワイトハウスは10日、バイデン大統領とトルコのエルドアン大統領が電話会談を行い、ロシアのウクライナ侵攻を巡る「共通の懸念」について話し合ったほか、ウクライナへの支援を再確認したと明らかにした。
声明で、バイデン氏は紛争の外交的解決を支援するトルコの取り組みに感謝の意を表したと述べた。サキ報道官によると、電話会談は約1時間に及んだ。
エルドアン大統領は会談で、ロシアとウクライナとの紛争が悪化しないようトルコが両国の対話を維持することが重要だと述べた。
また、紛争解決を模索する仲介役としてのトルコの役割が重要だと強調。ロシアとウクライナの外相会談を調整したこと自体が外交的勝利とした。
このほか、今こそトルコの防衛産業に対する「不当な」制裁を全て解除すべきであり、F16戦闘機40機の新規購入と現行の戦闘機の最新化という要求が可能な限り早期に実現することを望んでいると伝えたという。