[クラクフ(ポーランド)/イサクチャ(ルーマニア) 14日 ロイター] - ロシア軍が北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるポーランドとの国境付近にあるウクライナ西部の軍事施設を空爆したことを受け、比較的安全だった同地域の住民が東欧に避難している。
地元当局者によると、ロシア軍が13日、ポーランドとの国境付近にあるウクライナ西部の軍事施設を空爆。約30発のミサイルが発射され、少なくとも35人が死亡、134人が負傷したという。一方、ロシア国防省は、空爆でウクライナ国外から供与された大量の兵器を破壊し、「最大180人の外国人雇い兵」を殺害したと発表した。
ウクライナはまた、西部の空港への空爆が再開されたと発表している。
国連の14日のデータによると、ロシアがウクライナに侵攻した2月24日以降にウクライナから逃れてきた難民は280万人以上に上るという。