[マンチェスター(英国) 18日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグ、チェルシー買収に関するオファーの最終期限を18日に迎え、世界陸連のセバスチャン・コー会長らが名乗りを上げたことが分かった。
ロシア軍のウクライナ侵攻を受け、英政府はロシアのプーチン大統領と密接な関係にある新興財閥(オリガルヒ)に制裁を発動。10日に7人のオリガルヒ幹部らの資産を凍結し、アブラモビッチ氏も制裁の対象となった。
アブラモビッチ氏は、まだ制裁対象となっていなかった時点でクラブを売却する考えを明らかにしており、同氏から指名を受けた投資銀行レインが売却プロセスを監督している。
18日午後9時の最終期限までに、韓国のハナ金融グループなどとコンソーシアムを形成した英国の不動産開発業者であるニック・キャンディー氏、米大リーグ(MLB)カブスのオーナーであるリケッツ一家、英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) のマーティン・ブロートン会長とコー会長のペアがオファーを出したことが分かっている。
また、数日の間に他の買収希望者も明らかになる見込み。情報筋がロイターに明かしたところによると、スイスの億万長者ハンスユルグ・ウィス氏もMLBドジャースの共同オーナーであるトッド・ベーリー氏らとコンソーシアムを作り、オファーを出したという。