[マナマ 23日 ロイター] - 自動車レースF1、アルピーヌのフェルナンド・アロンソ(スペイン)は、今季からレギュレーションが大幅に変わった新時代のF1において、劣勢に言い訳はできないと述べた。
F1では今季からコース上でのオーバーテイクを容易にしてレースをエキサイティングにするため、マシン設計が大幅に見直された。また、予算上限が引き下げられたことで、上位チームは性能向上にこれまでのような予算をかけられなくなった。
アロンソはロイターに「ルールはより接近戦を可能にし、予算上限を設けて公平な競争にするためのものだから、自分たち次第だ」とコメント。「もし私たちが速ければ、それは良い仕事をしたからだ。もし私たちが速くないなら、それは過去のF1でそうだったような予算が少ないからではない」と話した。
今季開幕戦のバーレーン・グランプリ(GP)では、これまで優勢だったメルセデスが苦戦し、昨季個人総合優勝のマックス・フェルスタッペン(オランダ)を擁するレッドブルが2台ともリタリア。復活したフェラーリがワンツーを飾った。
アルピーヌはエステバン・オコン(フランス)が7位、アロンソが9位と2台ともポイント圏内で終えた。アロンソは「今のマシンは全チームにとって非常に新しいもの」とし、「1年の間に全チームが大きな進歩をすると思うし、コース外でもそのレースに勝たなければならない」と述べた。