[1日 ロイター] - 男子テニスツアーを統括するATPは1日、試合中に審判を非難するなどの行為に及んだニック・キリオス(オーストラリア)に対して、3万5000ドル(約430万円)の罰金処分を科したと発表した。
キリオスは3月29日に行われたマイアミ・オープン(OP)の男子シングルス4回戦で、観客をコントロールできていないとして審判を非難した後に、第1セットのタイブレークの際にはスタンドにいた友人に向けて、自分の方がうまく審判の仕事をこなせると述べ、ポイントペナルティを取られた。
さらに、キリオスは第2セット序盤にも、審判に対して「スポーツマンシップに欠けるとはどういうことだ」と繰り返し叫んだ後に自身のベンチでラケットをコートにたたきつけ、ゲームペナルティを取られている。
同選手は、今月始めに行われたBNPパリバOPのラファエル・ナダル(スペイン)戦でも、試合中に観客に対して不適切な言葉を叫んだり、投げたラケットがボールボーイに直撃しそうになるなどしたことで、2万5000ドルの罰金を科されていた。