[1日 ロイター] - 男子テニスで四大大会最多21勝のラファエル・ナダル(スペイン)は1日、ウィンブルドン選手権の主催者がロシアとベラルーシ選手の出場を禁止する措置を取ったことについて「不公平」との見解を示した。
ウィンブルドンを主催するオールイングランド・クラブ(AELTC)は、ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアおよび同国の軍事中継地点を担っているベラルーシの選手の出場を認めない方針を打ち出した。
その状況に対し、ナダルは報道陣に「非常に不公平だと思う。今起きている戦争は彼らのせいではない」と批判。そして「今後数週間、選手たちがなにか決断を下すかどうか見てみよう。政府がなんらかの制限を加えたら、それに従わなければならないだけだ」と語った。
AELTCの決断は男子プロテニス協会(ATP)や女子テニス協会(WTA)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)など他の選手たちからも非難を受けている。