[ロンドン 18日 ロイター] - ロシアは18日、フランス、スペイン、イタリアの外交官ら計85人を国外追放すると発表した。これら3カ国がロシアの外交官を国外退去させたことへの対抗措置。
ロシア外務省によると、追放される外交官や大使館職員は、フランスが34人、スペインが27人、イタリアが24人。
イタリアのドラギ首相は、ロシアの措置を「敵対的な行動」と批判し、外交ルートを妨害すべきでないと強調した。フランスとスペインも、両国が正当な根拠に基づき行ったロシア外交官の国外追放措置に対する不当な対応と批判した。
ロシアがウクライナ侵攻を開始した2月24日以降、これら3カ国を含め、欧州諸国から追放されたロシアの外交官は300人を超える。ロシアも西側諸国の外交官を国外退去させ、報復合戦に陥っている。