[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は、ウクライナにIRISーT防空システムを供与すると議会で表明した。ウクライナ政府からの要請を受けた。ドイツの野党も重火器の供与を拡大すべきだと主張していた。
首相はドイツが「開戦当初から継続的に供与」を続けていると指摘。ロシアのウクライナ侵攻以降、弾薬1500万発以上、手りゅう弾10万個以上、対戦車地雷5000個以上をウクライナに供与したと述べた。
関係筋は先月、ロイターに対し、ドイツがIRISーT・SLM中距離地対空防衛システムをウクライナに供与することを検討していると述べていた。
首相は、ウクライナへの武器供与についてパートナーと協議を継続しているとも発言。
首相は前日、ドイツがギリシャに歩兵戦闘車(IFV)を提供し、ギリシャがウクライナに旧ソ連型の兵器を提供することを明らかにした。