[ロンドン 3日 ロイター] - 英王室は2日、エリザベス女王(96)が3日に行われるセント・ポール大聖堂での礼拝を欠席すると発表した。同行事は在位70年「プラチナジュビリー」を記念する祝賀行事のハイライトとされていた。
ロンドンのセント・ポール大聖堂で行われる礼拝には王室関係者や政治家が出席する。
4日にわたる祝賀イベントは2日に始まり、女王はバッキンガム宮殿のバルコニーから軍のパレードなどに参加した後、つえをつきながら観衆に笑顔で手を振った。
ただ「一時的な移動の問題」のため行事参加のキャンセルを余儀なくされ、王室は2日夜に発表した声明で「女王はきょうのパレードと儀礼飛行を大いに楽しんだが、若干の体調不良を覚えた」と説明した。
関係者は、女王が大半の時間を過ごすウィンザー城からロンドンまでの移動のほか、公務の負担が大きいことを指摘した。
ただ、ある王室筋は女王が常に行事への参加を希望していると述べた。
一方、女王の次男アンドルー王子(62)も新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、礼拝を欠席するという。