[10日 ロイター] - 男子ゴルフで元世界ランキング5位のイアン・ポールター(英国)が、サウジアラビアが資金提供する新ツアー「リブ・ゴルフ・インビテーショナル・シリーズ(LIV)」に出場したことで、PGAツアーから追放となったことに関し、異議申し立てを行う意向を示した。
LIVは9日にロンドン近郊で開幕し、PGAツアーに参加していた選手ではメジャー6回優勝のフィル・ミケルソン、元世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(ともに米国)、元マスターズ・トーナメント王者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)ら17人が参加している。
これを受け、PGAツアーは当該の17選手を追放。今後、LIVに参加する選手も追放する意向を明確にしていた。
ポールターは、PGAツアーの決定について「間違いなく異議申し立てを行う。理解できない。世界中でゴルフをするために両方の会員になることの何に問題があるのか」とコメント。「私は(PGA)メンバーを退会していない。なぜなら、何も間違いだと思えないから。25年間、世界中でプレーしてきた。今回も同じこと。これは権力抗争であり、ただただ残念だ」と続けた。