[ブルックライン(米マサチューセッツ州) 13日 ロイター] - サウジアラビア政府系ファンドが支援する新ツアー「リブ・ゴルフ・インビテーショナル・シリーズ(LIV)」への参戦を表明した男子ゴルフのフィル・ミケルソン(米国)は、2001年9月11日の米同時多発攻撃の遺族が新ツアー参戦を批判していることを巡り、遺族らに哀悼の意を示すと述べた。
同時多発攻撃の遺族を支援する団体は先週、新ツアー参戦を表明したミケルソンらを公開書簡で批判した。
約3000人もの死者が出た同時多発攻撃に関与したハイジャック犯19人中15人はサウジ出身だった。サウジ政府は関与を否定している。
ミケルソンは13日、報道陣に対し「9月11日の同時多発攻撃で愛する人、友人を亡くした人々に深く共感する」とコメント。「遺族に対し哀悼の意を表したい」と述べた。
これに対し、支援団体のテリー・ストラーダさんは声明で、LIVゴルフに参戦するミケルソンらは「恥を知るべき」と指摘。「彼らはサウジが巨額の金銭と引き換えに、スポーツで悪評を洗浄することを手助けしている」と批判した。