[15日 ロイター] - スポーツ仲裁裁判所(CAS)は15日、欧州サッカー連盟(UEFA)と国際サッカー連盟(FIFA)が、追って通知があるまでロシア・サッカー連合(FUR)とロシアのクラブを両連盟主催大会から除外した措置を支持した。
FIFAとUEFAは今年2月、ロシア軍のウクライナ侵攻を受け、ロシアの代表チームとクラブチームが両連盟主催の大会に出場することを全面的に禁止すると決定。FURはこれを不服とし、FIFAの措置を凍結するよう異議申し立てを行ったが、CASは3月にこれを棄却した。
そして5月、ロシア・プレミアリーグのゼニト、ディナモ・モスクワ、ソチ、CSKAモスクワがUEFAの措置に関する異議申し立てを行ったが、CASはこちらも棄却。声明で、ロシアとウクライナ間の紛争の激化、および世界中の国民と政府の反応を受け「FIFAとUEFAが対応しなければならない不測かつ前例のない状況が生まれたと判断した」とした。