[29日 ロイター] - サッカーのスペイン1部、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがクラブに復帰できるよう努力するとし、同選手がバルセロナで現役引退を迎えられるようにすることはクラブとしての「道義的責任」と述べた。
メッシは、13歳で入団してからバルセロナ一筋でプレーし、クラブ歴代最多得点を保持。数々のタイトル獲得に貢献し、サッカー専門誌フランス・フットボールが選定する最優秀選手賞「バロンドール」は7回受賞を誇る。ただ、スペインリーグの厳しい財政規約により、バルセロナはメッシを手放さざるを得なくなり、昨年にフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)と2年契約を交わした。
ラポルタ会長は米CBSスポーツに対し、当時のことを「史上最高の選手よりも組織を優先するために、やるべきことをやった」と振り返りつつも、「私はメッシを子どものころから知っているし、レオ(メッシの愛称)を愛している。史上最高の選手に対して、道義的な責任があると感じている。メッシがバルセロナで最高のキャリアの最後を迎えられるよう、ベストを尽くす」とコメント。正しい財務戦略を行えば、メッシとの再契約が可能だと語った。