[香港 3日 ロイター] - 台湾の国防部(国防省)は3日、中国機27機が防空識別圏(ADIZ)に侵入したため、台湾の空軍機が緊急発進(スクランブル)し警告したと発表した。このうち22機が中央線を越えたとしている。
米国のペロシ下院議長の台湾訪問を受け台湾海峡で中国との緊張が高まる中、台湾は航空機やミサイルシステムを配備し、防空識別圏内への中国の活動を「監視」していると表明した。
台湾国防部によると、今回、防空識別圏に侵入したのは「Suー30」戦闘機16機と、その他の航空機11機。関係筋は、中央線を越えた機体22機はいずれも深く侵入しなかったとしている。