[ニューヨーク 10日 ロイター] - 全米テニス協会(USTA)は10日、今月開幕の全米オープン(OP)開催期間中に、ロシアによるウクライナ侵攻への人道支援などを目的としたキャンペーンを開催すると発表した。
この活動は、24日にニューヨークで開催されるエキシビションイベントで始まり、男子シングルスで22回の四大大会優勝経験を持つラファエル・ナダル(スペイン)、女子世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)、かつての名手ジョン・マッケンロー氏などが参加予定。チケットの売り上げが寄付される。
USTAはこの活動で200万ドル(約2億6600万円)の支援金を集めることを目標に定めている。USTAのトップ、マイク・マクナルティ氏は「これは極めて重要な活動であり、テニス界が一丸となってウクライナの友人たちに必要な手を差し伸べたことを誇りに思う」と声明で述べた。
ウィンブルドン選手権ではロシアとベラルーシの国籍を持つ選手の出場が認められなかったが、全米OPでは両国の選手が中立的な旗の下でプレーすることが許可されている。