[キーウ(キエフ) 22日 ロイター] - ウクライナ当局は22日、欧州最大のザポロジエ原発がある南部エネルホダルに近い3つの地区にロシア軍が同日午前、ロケット弾を撃ち込み、少なくとも4人が負傷したと発表した。
ロケット弾は、ロシアが占拠するエネルホダルから発射され、ドニエプル川を隔てた対岸のニコポリとその付近のクリビーリフなどに打ち込まれた。
また、ウクライナ第2の原発に近い南部ボズネセンスクにもロシアのミサイル攻撃があったとしている。
ウクライナ軍によると、ロシア軍はミコライウ方面に徐々に侵攻しているほか、ドネツク州の主要都市であるピスキー、バフムト、クラマトルスクに向けて勢いを取り戻そうとしているという。
さらに、ソレダーやザイツェベ、ビロホリフカなどがロシア軍の大砲や多連装ロケット砲による攻撃を受け、地方当局によると少なくとも民間人2人が死亡した。