[キーウ 24日 ロイター] - ウクライナ中部ドニエプロペトロフスク州チャプリネの町で24日、鉄道駅などがロシア軍のミサイル攻撃を受け、少なくとも22人が死亡、数十人が負傷した。当局者らが明らかにした。
ロシアによる侵攻開始から半年に当たるこの日、ウクライナは旧ソ連からの31回目の独立記念日を迎えた。
ゼレンスキー大統領はウクライナについて討議するための国連安全保障理事会の会合にビデオ形式で参加し、チャプリネで列車が攻撃を受けたと説明。「これがわれわれの日常だ」とし、ロシアはこの日の安保理会合に合わせこうした攻撃を行ったと非難した。
また同日夜のビデオ演説で、ロシアによる全ての行為の責任を同国に取らせると強調し、「わが国の領土から間違いなく侵略者を追い出す。この悪の痕跡は自由なウクライナには残らないだろう」と述べた。
ゼレンスキー大統領の側近キリロ・ティモシェンコ氏は、ロシア軍がチャプリネを2回砲撃したと明らかにした。最初に住宅がミサイル攻撃を受けて少年1人が死亡し、その後鉄道駅への攻撃で客車5両が燃え、21人が死亡したという。
ロシア国防省はコメントの求めに現時点で返答していない。