[国連 2日 ロイター] - ロシア政府がニューヨークで今月開催される国連総会関連の会合に出席するラブロフ外相らのために米政府に申請したビザ(査証)が未発給になっていることが2日、分かった。
ロイターはロシアのネベンジャ国連大使のグテレス国連事務総長宛ての書簡を入手。それによると、ロシアはモスクワの米国大使館を通して9月20日からニューヨークで開かれる国連総会のハイレベル会合に出席するラブロフ外相と外交官ら56人分のビザを申請。これまでのところ、随行記者の分を含め、ビザは1件も発給されていないという。
米国務省報道官は、米国は会議の主催国としての義務を真剣に受け止めているとした上で、ビザ発給の記録は法律で機密扱いにされているため、個別のケースについてコメントできないとした。