[23日 ロイター] - ボクシングのWBA、WBO、IBF、IBO統一王者オレクサンドル・ウシク(35、ウクライナ)が現役引退前に、WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(34、英国)とスーパーミドル級の世界4団体統一王者で「カネロ」の愛称で知られるサウル・アルバレス(32、メキシコ)との対戦を希望している。
ウシクは先月、サウジアラビアで行われた元ヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュア(32、英国)との再戦で勝利し、ジョシュア戦2連勝を挙げた。
ウシクは、22日に自身のユーチューブに投稿されたインタビューで「試合ができるのは多くてあと3試合だろう。自分がトップフォームで戦えるのはそれが最も現実的な数字だ。フューリー、カネロ、それから(ウクライナ首都キーウにある)オリンピスキ・スタジアムでの引退試合だ」とコメント。
「カネロは私と戦いたいと言っていた。お金を稼ぐためだけのとんでもない戦いになるだろう」とし、「フューリーには勝たなければならない。そうしたら私の現役引退だ。全てのベルトを統一することは、単なる試合や(タイトル)防衛戦よりもずっと重要だ」と語った。