[ソウル 28日 ロイター] - 韓国情報当局は、北朝鮮が核実験を行うとすれば10月16日から11月7日までの間の可能性が高いとの認識を示した。国家情報院(NIS)から説明を受けた複数の議員が28日に明らかにした。
議員によると、豊渓里核実験場のトンネルで核実験の準備が完了した。同実験場では2006─17年に6回の地下核実験が行われた。
実施のタイミングは中国と米国の政治日程と新型コロナウイルスの収束状況によって決まる可能性が高いという。
Yoo Sang-bum議員は聯合ニュースに「北朝鮮が核実験を行う場合、10月16日の中国共産党大会と11月7日の米中間選挙の間に行われる可能性があるとNISから説明を受けた」と述べた。
Youn Kun-young議員は「NISは、確率は計算できないものの、北朝鮮が国際関係と国内の新型コロナの状況を基に総合的に判断すると想定している」と述べた。
Yoo Sang-bum議員によると、NISは新型コロナが収束したとの北朝鮮の主張は「信頼できない」と認識。北朝鮮は中国との国境付近で「大規模なワクチン接種」を実施しており、封鎖と封鎖解除を繰り返しているという。
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