[4日 ロイター] - 北朝鮮が5年ぶりに日本を飛び越える弾道ミサイルを発射したことを受け、米国は国連安全保障理事会に対し、5日に北朝鮮に関する公開会議を開くよう要請する。米政府当局者が4日、明らかにした。
15カ国で構成される安保理では中国とロシアなどが拒否権を保有。外交筋によると、中ロは公開会議の開催に反対しており、安保理が有意義な行動を起こせる公算は小さいとの見方を示している。
米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使は安保理の公開会議開催を呼びかけた後、「われわれは、北朝鮮が不法な弾道ミサイルおよび大量破壊兵器開発計画を推進する能力を制限しなければならない」とツイッターに投稿した。
英国、フランス、アルバニア、ノルウェー、アイルランドも米国と共に要請を行った。
しかし外交筋によると、中国とロシアは、理事会の対応は朝鮮半島の緊張緩和に資するものであるべきと主張。公開会議開催に反対しているという。
5日の理事会が公開で行われるのか、非公開で行われるのかは不明。