[7日 ロイター] - サッカーのアルゼンチン1部リーグで6日、ヒムナシア─ボカ・ジュニアーズの試合中にファンと警察官が衝突した。この騒動でファン1人が死亡し、警察が噴射した催涙ガスで選手らがプレー困難になるなどして試合が中止された。
試合はブエノスアイレス近郊ラプラタにあるスタジアムで行われた。警備員の話では、約1万人のファンが試合を見ることができずにスタジアムの外で待っていた。
アルゼンチン当局によると、無理やり中に入ろうとするファンを強制的に引き戻すため、警察は催涙ガスやゴム弾を使った。スタジアム外で使用されたが、ガスは場内にも流れ込み、選手や観客は呼吸困難となるなどパニック状態に。選手は顔を覆い、サポーターの中には催涙ガスから逃れようとしてフィールドに入る姿があった。試合は開始からわずか9分で中止になった。
また、ファン1人がスタジアムから出ようとしたところ、心臓発作で亡くなったという。
アルゼンチンのブエノスアイレス州政府は7日、この騒動を受けて警備責任者を解任したと発表。試合に参加した人たちに安全を提供できなかったことは明らかとし、この件がオーバーブッキングによって引き起こされたかどうかを調査していると述べた。
インドネシア東ジャワ州では1日、試合終了後の暴動で131人が死亡していた。