[バルセロナ 28日 ロイター] - サッカーのフランス1部、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表FWネイマール(30)の過去の移籍を巡る不正疑惑に関し、スペインの検察当局が28日に訴訟を取り下げた。
ネイマールは2013年、サントス(ブラジル)からバルセロナ(スペイン)に加入。移籍金について、ネイマールの権利の40パーセントを保有していたブラジル投資会社に正当な金額を支払わなかった疑惑が持たれ、スペイン検察当局から禁錮2年の刑と1000万ユーロ(約14億7000万円)の罰金処分を求められていた。
裁判ではネイマールのほか、両親やバルセロナとサントスの代表者ら計8人が被告となったが、全員が不正行為はなかったと主張した。
全員の証言後、検察官は「犯罪の兆しはみじんもない」と述べ、裁判官に対して「全ての被告の無罪」を求めた。ネイマールは裁判の最終日である31日に、テレビ会議を介して最終陳述する権利を持つ。