[フェニックス 11日 ロイター] - 8日に投票が行われた米中間選挙は、アリゾナ州の上院選で、民主党の現職マーク・ケリー氏が共和党のブレーク・マスターズ氏に勝利した。
これで上院の議席数は民主党49議席、共和党49議席となった。上院議長を兼務するカマラ・ハリス副大統領が決裁票を投じることができるため、民主党はあと1議席獲得すれば上院で多数派を維持できる。
上院選の結果は、ネバダとジョージアの2州を残すのみとなった。
接戦となっているネバダ州では、リードする共和党のアダム・ラクソルト氏と追う民主党現職キャサリン・コルテズマスト氏の差が約800票に縮まった。ジョージア州では民主党現職のラファエル・ワーノック氏と共和党のハーシェル・ウォーカー氏の決着が、12月6日の決選投票に持ち越されることになった。
下院選は共和党が多数派奪還に近づいている。10日夜時点のエジソン・リサーチ予想によると、共和党は少なくとも211議席を獲得しているが、過半数の218議席に届いていない。民主党は199議席。アリゾナ、カリフォルニア、ワシントンなどでまだ結果が出ていない。