[30日 ロイター] - 国際テニス・インテグリティ・エージェンシー(ITIA)は30日、男子テニスのフェルナンド・ベルダスコ(39、スペイン)に対し、ドーピング違反で暫定的に2カ月間の出場停止処分を科した。
2009年にはキャリア最高の世界ランク7位に達したこともあるベルダスコは、今年2月にブラジルのリオデジャネイロ大会で採取された尿サンプルに禁止薬物が含まれていたことを受け、来年1月8日までの活動自粛を受け入れた。
注意欠陥・多動性障害と診断されたベルダスコは、その治療のために医師から処方された薬を「治療目的使用に係る除外措置(TUE)」に従って使用したが、TUEの期限切れに伴う更新を忘れていたという。
ITIAは「ベルダスコには不正を行う意図がなく、重大な過失がなかったことを認める」との声明を発表。規定で資格停止期間を2年間から2カ月に短縮することが認められているとの声明を出している。