［キーウ ２４日 ロイター］ - ウクライナ軍が最近奪還した南部の要衝ヘルソン市がロシア軍の攻撃を受け、地元当局によると少なくとも１０人が死亡、５８人が負傷した。
親ロシア当局者は、ロシア軍を非難する目的でウクライナ軍が攻撃を仕掛けたと主張した。
ゼレンスキー大統領は、燃えた車や割れた窓や死体が散乱する現地の写真をＳＮＳ（交流サイト）に公開。「ＳＮＳは、これらの写真を『センシティブなコンテンツ』と断り書きする可能性が高い。しかしこれはセンシティブな内容でなく、ウクライナとウクライナ人が直面する状況だ」と指摘。「これらは軍事施設でない。これはテロであり、威嚇と快楽のための殺害だ」と非難した。
ウクライナ政府が任命したヤヌシェヴィチ知事は国営テレビに死者が１０人に上ったと語ったとインタファクス・ウクライナ通信が伝えた。
一方、ロシアが任命したサルド知事は、ウクライナ政府が軍に砲撃を命じたとし「これは、明らかにロシア軍を非難することを狙った、うんざりする挑発行為だ」とＳＮＳに投降した。
地元当局者は、ミサイルは市内の自由広場のそばにあるスーパーマーケットの隣に着弾したと話した。
ロイターは、ヘルソンからの報告を独自に確認できていない。