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テニス=ウクライナ選手、持込禁止のロシア国旗見て「つらかった」

発行済 2023-01-28 12:22
更新済 2023-01-28 12:27
© Reuters.  女子テニスでウクライナ出身のマルタ・コスチュクは27日、四大大会初戦の全豪OPで、禁止されているにもかかわらずロシア国旗を目にするのは「とてもつらかった」と語った。メル

[27日 ロイター] - 女子テニスでウクライナ出身のマルタ・コスチュクは27日、四大大会初戦の全豪オープン(OP)で、禁止されているロシア国旗が持ち込まれているのを目にして「とてもつらかった」と語った。

大会主催者は17日、前日に行われたウクライナ選手とロシア選手の女子シングルス1回戦でコートサイドにロシア国旗が掲げられて在オーストラリア・ウクライナ大使から抗議があったことを受け、ウクライナに侵攻するロシアと、軍事拠点の1つであるベラルーシの国旗の会場内への持ち込みを禁止すると発表していた。

しかし、25日には男子のノバク・ジョコビッチ(セルビア)の父スルジャン氏がロシア国旗を掲げるファンとポーズを取る動画が撮影されていたことが分かり、大会主催者は選手と関係者に向けて注意喚起。「不適切な旗とシンボル」を持ったファン4人は同日の試合後に地元当局から事情聴取を受けている。

コスチュクは記者団に対し「明確な規則があり、主催者は国旗の持ち込み禁止と印刷された紙も外に貼ってあるのに、とてもつらい。国旗などの持ち込みは禁止されているが、不可能ではない。かなり長時間それを目にすることになり、本当につらい」と述べ、「コートにも、スタンドにもあった。理解できない。とてもつらいし、なぜこんなことが可能なのかが理解できない」と苦しい胸の内を語った。

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